北欧ノルウェー トロムソへのオーロラ鑑賞旅行記

いきさつ

 私が大学4年生だった2015年2月23日~3月2日の8日間でノルウェーのトロムソという場所に旅行に行きました。

目的はオーロラを見ること。「死ぬまでに一度は見ておきたいもの」として挙げられるオーロラ。

ミーハーな私は多分に漏れず憧れを抱いており、ちょうど大学卒業の春休みというタイミングを利用して旅行に行くことを決意しました。実際に思い立ったのは前年の2014年の1月なのですが(その経緯は後程話します)そこからバイト代を貯金していき、旅行代として20万円を貯めて向かいました。

ちなみに、誰も一緒に行ってくれる人がおらず1人で行きました…

オーロラについて

 オーロラは日本(北海道)でもごくまれに見れることがあるそうですが基本的には

オーロラが見れるのは 磁気緯度65度か〜70度のドーナツ状に広がっている「オーロラベルト」と呼ばれる一帯のエリア 

観賞確率95%以上?!一生一度のオーロラを観るにはイエローナイフがいい5つの理由 | LifeToronto カナダ・トロント現地情報

ということです。

ツアーなどを調べてみるとカナダ、北欧、アイスランドなどが多くみられます。それぞれの場所でのオーロラ観測についての特徴を書いてみました。

  • カナダ

晴天率が高く観測できる確率が高い イエローナイフでは3日間滞在での遭遇率は96.7%とのこと(観賞確率95%以上?!一生一度のオーロラを観るにはイエローナイフがいい5つの理由 | LifeToronto カナダ・トロント現地情報)

ただし、オーロラツアーが活発な12月~2月の平均気温が-20℃以下と非常に寒い

  • 北欧(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)

インテリアや家具などでなじみの深い北欧ということで町がおしゃれでオーロラツアー以外にも観光場所が豊富。

1日間での観測率は50~70% (オーロラ特集2021 | 北欧トラベルガイド【公式】 (tumlare.co.jp)) 3日間に換算すると91~96%位でややカナダのイエローナイフより低い

比較的気候が穏やかで、12~2月の気温も-10℃台でカナダなどに比べると高い

なぜトロムソ?

 上記のように、オーロラを見るためだけであれば確率的にイエローナイフが良いとなるのですが、なぜノルウェーのトロムソでオーロラを見たかったかというと…

2014年放送のテレビ東京「有村架純の、オーロラに逢いたい!北欧一人旅」の放送をみてすごく暖かくて素敵な街だと思ったからです。

ふとテレビをつけたときにやっていてなんとなく見ていたのですが、有村架純さんが1人でトロムソの街を旅しながらオーロラを見るという内容でした。お邪魔した家族がすごく温かい家庭で

街もおしゃれでここしかない!と思いすぐにトロムソへのツアーを調べました。最低でも航空券とホテル代で20万円は必要と分かり、来年までにその資金を貯めようと決意しバイトに励みました。

この番組です!すごく良かったので是非見てもらいたかったのですが、DVDもう販売していないようで中古だと高い…

あまり物事に熱くなるようなタイプではないですが、この時は絶対に行くという決心をした今振り返ってもすごい行動力だったと思っています。

結果的に一生の思い出になるくらいの素晴らしい旅だったので、今改めて思い出しながら書いてみています。

旅行中の出来事やツアーの話も追々書いていくつもりですが、とりあえず

実際に行った時の持ち物とか服装とかをちょっと紹介します。

持ち物

 今回の旅行のためだけに買う、というのももったいない気がしたので、なるべく普段使いできそうなものを選んで買っていきました。

 寒冷地で基本雪上を歩くことになるので両手が空くことが必須なのでリュックタイプがおすすめです。

加えて、オーロラ撮影用に一眼カメラを持って行ったので、カメラとレンズなどの周辺機器を入れられることを重視。ポケットが豊富であり収納力が高く、背中側のポケットはPC入れになっていて、少しクッション性のある素材で作られているためPCケースに入れなくても問題なく持ち運びできます。また、ベルトの幅が広いので沢山入れても方への負担が軽減されるので街中での散策もオーロラツアーも疲れにくかったです。

つくりがしっかりしており、ノルウェー旅行後にも旅行や出張にたびたび使用していますが、2021年現在もどこも壊れることなく現役バリバリで活躍してくれています。

このリュックがノルウェー旅行に向けた買い物の中で一番コスパが良かったと思っています。

基本雪上を歩くので滑りにくいこと、加えて防寒、防水を重視。

水深6センチまでは完全防水ということで、踏みならされた雪道であればそれ以上の高さに来ることはないので問題ないです。防寒面では内側がボア素材になっており非常に温かいです。

さらに見た目の割に軽く長時間歩いても疲れにくく、持ち運びにも助かります!

スキーやスノボなど雪山での使用や

東京でも、何年かに一度くる大雪のために一足あると安心かもしれません。

・ガイドブック A29 地球の歩き方 北欧 デンマーク ノルウェー スウェーデン フィンランド 2021~2022 (地球の歩き方A ヨーロッパ)

基本的な情報などは都度スマートフォンで調べれば問題ないですが、万が一ネットが使えない状況になったとき一冊あると安心だと思います。旅行中は長時間散策するので電池を消耗しますし、寒いと電池が20%位あっても一気に無くなったりもするので注意が必要です。

・モバイルバッテリー Anker PowerCore Essential 20000

当時よりかなり性能が上がっているのでどれを選んでも容量的には十分かと思います。普段使っているものを持って行って使えばよいかと思います。もし買っていくのであれば、持ち運びが便利でスマートフォン2回分くらい充電できれば安心なので下記のようなものが手軽で良いのではないでしょうか。一点注意なのは、飛行機の機内持ち込み可能な容量以上のものは買わないこと!持ち込み制限容量は各航空会社によって異なりますが、ほとんどの航空会社で持ち込みができる100Wh (=27,000mAh)以下であれば安心です。

・ズボン 暖パン

街中での散策はUNIQLOの極暖ヒートテックに暖パンを履いていきました。

常に氷点下ですが、歩いていると暖かくなってくるのと、店内など室内に入ると暖かいのであまり暖かくしすぎるのもどうかと思います。風の強い日や山(トロムソ郊外にあるストールスタイネン(Storsteinen))などに行く場合はスノボ用のウエアを履いていきました。オーロラツアーでもこの3枚の重ね着で問題なかったです。

足元からの冷気が入るとこれでも非常に寒いので、靴下はしっかり厚手のものを選びましょう。

・上着 

極暖ヒートテックの上にセーターorフリース、ウルトラライトダウン、その上に防風(防水)上着 という感じでした

町歩きはダウンなしでも大丈夫でした。歩いているのもあるし、店に入ると暑いくらいなので心配ならバッグに入れておけばいいと思います。薄いダウンなのでそこまでかさばらないので・・・

もっとも重要なのは一番外側に着るものだと思います。トロムソは海沿いの町ということで風が強いために風を通さないアウターがいいと思います。また、この時期のトロムソは天気があまりよくない日が多く、晴れていても急な天候悪化もあるため急な雨や雪にも対応できる防水または撥水機能のあるものが望ましいです。私は資金の都合上あまり高いものは買えないので、機能性と値段からMarmotのアウトドアウェアを購入し持っていきました。

見た目本当に薄いですが、「背面裏に蓄熱保温性のあるHEAT NAVI® メッシュを使用したウインドシェル。耐久はっ水、防風素材で汎用性に優れている。」という商品説明にもある通り風を通さずはっ水性もあるため実際に現地で雨に降られたこともありましたが、中の洋服は全く濡れることなく町歩きでき、アウターとしては十分に活躍してくれました。暖かさは厚手のものに比べれば劣るとは思いますが、そこは中に薄いダウンを着たりセーターを一枚追加したりすることで調節できるので問題ないと思います。実際薄いことで、飛行機の中や日本での移動の際に着ても暑すぎることもないのでとても便利でした。

デザイン的に町歩きでも使えるという点で気に入っていて帰国後も愛用しています。

これからの少し肌寒い季節も大いに活躍しそうです。

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